血液内科
当院血液内科では、白血病やリンパ腫などの造血器腫瘍、再生不良性貧血などの非腫瘍性疾患を幅広く診療しています。また、無菌室と末梢血幹細胞採取・保存のための設備も整っており、自家末梢血幹細胞移植も行っています。沖縄県内で血液疾患の診療を行っている病院は少ないですが、当院では血液疾患の研修もできます。
麻酔科
沖縄赤十字病院では手術麻酔以外に集中治療医学にも関わることが可能で、全身管理のエキスパートとしてすべての医者が身につけるべき技術を習得するのに最適な科の一つです。当院の麻酔科は琉球大学医学部麻酔科と連携し、院内のみならず、県内・県外の病院への研修も可能となっております。ご希望の方はご相談ください。
皮膚科
那覇市中心に病院が位置するため、近隣の開業医から専門的な検査治療依頼の症例も多く、またcommondiseaseの症例も多いので、様々な皮膚疾患の診療に日々あたっています。目の前の皮廣症状から病因を推察したり、組織検査から皮窟症状を考えたり(ミクロからマクロヘ)真菌検査等自分でできる検査も駆使しながら診る楽しさがあると思います。
呼吸器内科
当院は呼吸器専門医2名(内1名は指導医)体制、呼吸器外科の協力も得ながら診療を行っております。肺癌の診断(EBUS-GS法を用いての気管支鏡検査、局所麻酔下胸腔鏡検査、CTガイド下肺生検)、治療(放射線治療、抗癌剤治療、緩和医療)、間質性肺炎、喘息、COPD、細菌性肺炎などの診断と治療を行なっています。
熱意ある研修医の先生を待っています。
救急部
初期研修、不安の1つは点滴などの手技ではないでしょうか?当院では研修医枠が少ないため基本的に搬入されるすべての患者様を1人で担当することになり、否応なく基本的手技が身につきます。その後患者様の病状把握・診断・治療と進みますが、その間にも重症度判断十トリアージの発想が求められます。最初は戸惑うでしょうがどこで指導医を呼ぶべきか、この判断が重要です。症例を通して一緒に学んでいきましょう。
整形外科
社会の高齢化に伴い、運動器の治療を行う整形外科の必要性はますます増えてきています。
当院では救急病院ならではの運動器の外傷から変性疾患まで幅広く経験でき、さらに小児整形や股関節外科、肩関節外科など他院では経験することの少ない症例も経験できます。
ともにより良い治療を目指し、チームとして協力しながら仕事ができる事を楽しみにしています。
泌尿器科
現在、一般泌尿器科外来を中心に、男性性機能外来、男性更年期障害外来などの特殊外来も開設しています。また前立腺肥大症などの良性疾患や膀脱癌の内視鏡的手術も行っています。血液透析も担当し、血漿交換などの血液浄化も行い、シャント作製のほかカフ型カテーテルの挿入も積極的に行っています。
消化器内科
当院は、地域医療に密着した市中病院としての役割を担っています。また消化器内視鏡学会の認定を受けた指導施設で、専門医取得までの一連の研修が可能となっており緊急内視鏡を含めた急性期から慢性に至るまであらゆる消化器疾患に対応できる医師の育成を目指しています。なお当科の部長は2人とも子育てをしながらフルタイムで働く医師でもあります。家庭と仕事を両立させて充実した研修を目指したい方、大歓迎です!
各科の垣根がなく、自由に研修できる病院だと思います。沖縄赤十字病院で研修してみませんか?一緒に仕事ができる日を心待ちにしております。
外科
当院では消化器癌や肺癌などの悪性疾患も腹腔鏡や胸腔鏡手術の適応とし、積極的に行っています。助手も執刀医と同じ術野を見ることになりますので、本で見たり、実習で学んだものとはちょっと感じの違う実際の解剖の理解が深まります。後に外科以外の診療科を選択した場合にも、頭に残ったその映像は医療を実践していく上で役立つものと考えます。乳癌やその他一般外科の手術も多く、研修医が執刀する機会も少なくありません。また各種学会の修練施設や認定施設となっておリ外科専門医やSubspecialty専門医の取得も可能です。侵襲的な処置や治療を行うことで、医師として自信がつきます。将来につながるいい研修が受けられるものと考えます。
産婦人科
産婦人科は常勤6名で女性医師も3名います。
当院は地域周産期母子医療センターに指定され、リスクの高い妊婦さんをよく受け入れています。子宮筋腫、卵巣嚢腫や性器脱の手術も多く行っており、症例によって腟腔鏡手術も取り入れています。
悪性腫瘍は手術·化学療法・放射線治療を行っています。対応困難な症例については、高次医療機関にもご紹介しています。
放射線科
放射線科では、CT(64列I台、16列I台)、MRI(1.5T1台)、ライナックI台を所有し、画像診断と放射線治療を行っています。複雑化した画像診断においてまず理解する必要があるのは一般的な検査の適応、検査法の選択であり、最適化された検査を計画することです。複雑な病態において症例に応じた放射線診断を行うことができるようになることが大事です。ガン治療において低侵製性の放射線治療は治療技術の進歩と共に適応は拡大し、治療患者数も増加の一途をたどっています。集学的治療が必要なガン治療において増大する放射線治療の役割を理解してほしいと思います。
循環器内科
当院は県都那覇市の中心に位置する急性期病院で様々な病態の患者様が受診します。循環器内科も突然の心停止(脳低温療法併用による完全社会復帰例)から慢性心不全(渡航心移植例)まで日々さまざまな病態の患者様に全力で対応しています。みなさんが将来どの科を専攻しようとも、その基礎はバランスのとれた内科的思考だと思います。内科スタッフみんなでみなさんの指導にあたります。当院で研修してみませんか。
脳神経外科
当院の脳神経外科は、脳卒中に対する血管内治療の症例数では県下ーを誇ります。ですから自然と当院へ脳卒中全般の患者様が集まってきます。脳神経外科領域で遭遇する機会が一番に高い脳卒中の症例を初期研修医時代に経験しておくことは、今後、どの道に進むにしても役に立つと考えます。加えて、脳神経内科専門医も私たちのチーム(脳神経チーム)におりますので、患者様の神経所見を手早く、もれなく診るコツを習得できます。私たちの初期研修プログラムは、一生使えるスキルをここで習得していただくことに主眼を盟いています。
小児科
当院の小児科は、地域周産期母子医療センターとしての認可も受けており、新生児・未熟児医療を中心に診療にあたっています。将来を担う子どもたちを大切に育てたいと思い、「後遺症なき生存」を最大目標に頑張っています。周産期ネットワークをフルに活用し、他の医療機関との病診連携、病病連携を密に行い、よりよい医療を目指しています。