交通災害等救急医療機器整備事業の報告について
平成28年度における一般社団法人日本損害保険協会寄附金による上記整備事業 について、下記のとおり実施報告いたします。
超音波診断装置 シーメンス ACUSON HELX Evolution
物品整備の時期
平成28年8月4日から稼動
寄贈後の状況等
今回導入の機器が整備されるまでは超音波診断装置3台でエコー検査を実施しており、待ち時間について患者様にご迷惑をおかけしている状況でした。今回の整備を受けスムーズな検査の受け入れが行えるようになりました。
また、今回の機器については肝硬度測定(シアウェイブ)が行えるので、対応していきたいと考えています。
生理機能検査室においての超音波検査の実施数
【平成27年度】14,257件
【平成28年度】14,895件
患者監視装置 日本光電 MU-651R
物品整備の時期
平成28年8月3日から稼動
寄贈後の状況等
今回導入の機器が整備されるまでは、血管造影室での全身麻酔の際に手術室より患者監視装置を移動して使用していたため、患者監視にあたり支障をきたす状況にありました。
今回整備を行うことにより、傷病者の状況把握および監視をスムーズに行え、迅速且的確な治療および手術が行えるようにりました。
平成25年度日本損害保険協会寄付金助成事業
全身麻酔器(エイシスPro)
物品整備の時期
平成25年7月10日から稼動
寄贈後の状況等
これまでの麻酔器と違い、デジタル化された麻酔ガス管理が可能となりました。
通常、患者様には1分あたり4~6Lの酸素が必要でしたが、当麻酔器は0.4~1L程度に減量しても安全に全身麻酔を行うことができ、低流量麻酔が可能になりました。
さらに、麻酔中の酸素消費量や二酸化炭素ガス排出量のモニターができる機能が装備され、患者様の代謝を意識した麻酔管理が可能となりました。
また、当麻酔器を導入したことで、小児手術や高齢者の合併症患者様にも安全・安心に麻酔を行うことが可能となり、患者様自身の気道が乾燥しにくくなり、体温低下を防ぐこともできました。
ほかにも、底流量麻酔を行うことにより使用する酸素や麻酔ガスの量を大幅に減量することができ、大気汚染や地球温暖化の原因の一つであるハロゲン化麻酔ガスの排出を減らすことが実現できました。
【旧機器】平成24年3月~平成25年6月 84件
【新機器】平成25年7月~平成26年3月 125件
一般社団法人日本損害保険協会寄附金による整備事業の報告について
平成25年度における一般社団法人日本損害保険協会寄附金による上記整備事業について、下記のとおり実施報告いたします。
循環器専用超音波診断装置(ACUSON SC2000)
物品整備の時期
平成25年7月1日から稼動
寄贈後の状況等
交通事故患者様の心臓機能障害の有無を評価するために診断能力が向上しました。特に高齢者の交通事故患者様の心機能評価で拡張機能障害による心不全が評価できるようになりました。
また、当院の超音波検査機器にはない、Longitudinai Strainの機能を有し、心不全の評価が向上しました。
稼動実績は、平成25年7月から平成26年4月までの期間において、1,119件です。
平成21年度日本損害保険協会寄付金助成事業
人工呼吸器ピストンHFO/IMV
物品整備の時期
平成21年6月26日整備
新生児・小児用ハミングX 2式
麻酔器エイシスPro 1式
物品整備の時期
平成21年6月25日整備